呼吸をすることで、肺の奥深くまで入り込んでしまう有害物質PM2.5は、普通にコンビニなどで販売されているマスクでは防げないのか?
結果から言いますと、一般に販売されているマスクを着用することにより、ある一定量までは防ぐことができます。
あくまでも例えですが、ノーマルの状態をマスク無しで呼吸している状態として、その時に吸い込んでいるPM2.5の量を100%とした場合に、一般的に市販されているマスクで防ぐことのできるPM2.5の割合は50%となります。
一般的なマスクでは、50%をカットすることができますが、残りの50%のPM2.5を吸い込んでしまっている状態です。
上記の割合は、あくまでも例えです。感覚的にわかりやすく表現させて頂いております。
PM2.5は、目に見えないほど小さな『微粒子』と呼ばれる物質ですが、今の世の中には、この『微粒子』専用のマスクというのが開発されて、販売もされております。
これらのマスクは、テストにテストを重ね、微粒子のサイズを表す単位である、○○マイクロメートル(μm)という単位において、0.3マイクロメートルの大きさの微粒子を、95%~100%防ぐことに成功したマスクとなっております。
こちらの95%~100%という数値は、例えではなく確かで明確な数値であり、アメリカの研究機関によって発表されている数値となっております。
0.3マイクロメートルの大きさの微粒子を95%~100%防ぐことができるマスクですが、もしもPM2.5の大きさが、0.3マイクロメートルよりも小さかった場合には、専用マスクであっても防ぎきれないかもしれません。
PM2.5の粒の大きさは、『2.5マイクロメートル』の大きさです。
専用マスクの実験テストに使われた粒の大きさである0.3マイクロメートルが、横に10個並んだ大きさで3.0マイクロメートルです。
PM2.5の粒の大きさは、専用マスクの実験テストで使われている0.3マイクロメートルの粒の大きさの、約8倍の大きさになります。
0.3マイクロメートルの大きさの微粒子を、95%~100%防ぐことのできる、微粒子専用マスクであれば、ほぼ完璧にPM2.5の肺への侵入を防ぐことができるといっても過言ではないでしょう。
この微粒子専用マスクの名称を、『N95マスク』『N99マスク』『N100マスク』と言います。
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